時計をゴミ箱に捨てますか?

私がよくする質問です。
あなたはどうですか?いろいろな方とお話をすると、意外とみなさんがウォッチメーカーという職業に興味を持ってくれます。そしてよく質問されるのが、「なんで時計なんですか?」「ほかの機械に は興味がないのですか?」などなど。
そのときに逆に質問してみます。
「時計をゴミ箱に捨てますか?」
ほとんどの方が「捨てない」と答えます。そして私の答え。
「だから時計なんです。だからウオッチメーカーになったのです。」 多くの方が、時計に「精神的な付加価値」を持っています。「思い出で」ですね。おじいさんの形見。合格記念プレゼント。10周年記念。今では結納などにも使われますね。 私は、時計はゴミにならない機械だと思っています。こんな機械ってほかにありますか?どんなに古くても、壊れて動かなくても、それほど高価なものでなくても時計はゴミにはなりません。 そんな素晴らしい機械をなおす職業がウォッチメーカーです。
とても素晴らしい職業だと自信をもって言うことができます。
みなさんのお家にも、眠っている時計があるかもしれません。ぜひ一度探してみてください。もし見つかったなら、その時計の思い出を聞いてみてください。
そしてぜひ、もう一度生き返らせましょう。