青色の針

ブルースチールの色って見たことありませんか?
すごくきれいなブルーです。
シースルーバックの高級時計のネジなどに使われていたり、代表的なのが「ブレゲ針」。
あの光沢のある独特な青色のことです。
この青、染めているわけではないんです。
スチールに熱を加えることによって起こる色の変化なんです。
スチールがあんなにきれいなブルーに焼けるって不思議ですよね、、、
正確には「焼戻し」と言われる作業の際に現れる色なわけですが、、、
このブルー、綺麗に色を出すためには、手間がかかります。
スチールを完全に磨いていないと、色むらが出てしまいますし、均一に熱を加えないとこれまたムラが出てしまい、きれいなブルーになりません。
熱を加えすぎると色がなくなってしまう、、、かなり大変。
ブレゲなどでは、いまだに専門の職人さんがアルコールランプにかざして、ブルーの針やネジを作っています。
こんなに面倒なら染めちゃえばいいのにって思いません?
残念ながらそうゆうわけにはいかないんです、、、
なぜ染めないかは次のブログでお話します。