ハイビート時計の革新的な技術

先日書いた「ハイビート」。
理論上は簡単に作れる。歯車の比率を変えればいい。
ところが実際に作るとなると大変。
色々な技術革新が可能にした。
歯車の形状もそのひとつ。
そしてそれを加工するための高精度の工作機械。
トルクを上げるためのゼンマイの開発。
強くなったゼンマイから香箱を守るためのモリブデンを入れた油の開発。
速くなった回転を長い間維持するための油の開発。
タイミングスクリューをなくしたテンプ。
などなど、、、
今は当たり前になっているようなことも、その歴史を考えてみると面白い。
そしてそれは必ず自分の技術をも工場させてくれる。